ウニの骨

ウニの骨

ウニの骨とは

その名の通り、海にいるウニの殻のこと。丸くて模様があり、飾り方次第で可愛らしいインテリアパーツになる天然素材です。

しかし考えてみてほしい。なぜ丸いのか。

そういえばユーフォルビアの「オベサやシンメトリカ」も同じく、丸っこいことを身上としている。

【結論から言おう】

「めちゃくちゃ守りたい」という熱いハートに海産も陸産も関係ないからである。

大海を住処とするウニは、捕食者に対抗するためトゲを手当たり次第に生やした。「どっからでもかかってこい!」という意気込みは一切の妥協を許さず、球状の針の塊となった。

片や乾燥地帯に根を下ろすオベサやシンメトリカは、環境そのものが敵だった。ゆえに表面積が少なく水をため込むことができる球形にトランスフォームした。

守るものは誰かではなくて我が身であるが、生き抜くことを真剣に考えた結果、「なんだ、オレもオメェと同じじゃん!」という間柄となった。

これを収斂進化という。たぶん。

【つまりこうだ】

ウニとシンメトリカ
ウニとシンメトリカ
装着完了
装着完了

彼の名はフルアーマーシンメトリカ。

アニメのヒーローのように、海と陸の守りたい心がひとつになる。離れていても、同じ志を持つ者なら友になれぬはずがない。静かにカルシウムの鎧を身に纏い、今、彼の防衛本能が昇華する。

しかしこの形態は光を失う諸刃の剣。光合成ができぬゆえ、着用し続けると次第にHPがなくなり枯れてしまう。この世の中、心のときめきは限られたものであることを悟らせてくれる。

陸海のイリュージョン
陸海のイリュージョン

どれが本物かわかるまい?

これがコンビネーションの真髄、クルクル回り始めたらもうたまらない。シマシマの丸っこいものが徒党を組んで仕掛ける幻影戦術に、見る者は惑わされ、心を撃ち抜かれるのである。

ウニの骨を探す

…はい、こういう遊びでした!よく紹介される飾り方はエアプランツと組み合わせてクラゲのようにするスタイルですね。入手にはオンラインショップが便利ですよ。

店頭ではなかなか見つけられず、『貝殻不思議発見』という楽天のお店で購入しました。コワレモノですが丁寧な包装で安心。カラーバリエーションも豊富なようです。(写真で使ったのはグリーンウーチン)

ちなみに花をつけているときに被せて遊ぶのはやめましょうね!

開花中のシンメトリカ
開花中のシンメトリカ

おすすめトップに戻る

↓ハートを押して「いいね」いただけると励みになります!