【こんな人向けのページです】
・殺菌剤や殺虫剤の特性はわかる
・自分なりに使っているが、
他の人の使い方も参考にしたい
【目次】
我が家のスタンダード
大事な株を失わないためにとはいえ、農薬は農薬なので、私が用いている薬剤はこのページで紹介しているくらいのもの。
種まきや植え替え時の殺菌に「ベンレート水和剤」、土に撒く殺虫剤の「オルトランDX粒剤」、そして手軽に使えるスプレー「ベニカXファインスプレー」。育てている植物はほとんど観葉・多肉なので、特に使い分けはしていません。果実をつけるものは無農薬です。
枯葉を適宜除去、虫は見つけ次第捕殺、もしくは水で洗い流す、肥料過剰で抵抗力を弱くしない、ちゃんと日光に当てる等…日々の管理も大切ですよ。
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【ベンレート水和剤】
一箱は常備しておきたい、予防と治療両方に効果がある植物用殺菌剤「ベンレート水和剤」。植え替え・病変部の切除など大きいダメージを与える作業の後や、種まき後の初回の水やりとして、私は予防重視の目的で使っています。
粉末を水に溶かして、灌水もしくはスプレーすることで、なかなかカビが生えなくなります。「サンスベリア サムライドワーフ」「なるほど柱」のページでも術後処置として使っているのでご参考ください。
注意点は、鼻息ですぐ吹っ飛ぶこと。とても軽い粉末です。小袋を開けるときに飛び散ることも。家庭用とはいえ農薬ですので気をつけて作業しましょう。
ミカンの絵が目印のケースは1袋あたり0.5g入り。小さな鉢植え数個程度ならこれで十分でしょうが、もっと多く必要な場合は1袋あたり2gの商品もあるようです(バラの絵柄が目印)。
【ベニカXファインスプレー】
赤いボトルが目印、お馴染みの「ベニカXファインスプレー」です。殺菌剤というだけでなく殺虫剤としての効果もあります。予防に一斉散布するほか、トリガーを引くだけのお手軽散布なので、ちょっとだけ使いたい時にも便利です。
大きな虫は箸などで掴んで捕殺、ハダニなど小さい多数の虫は水で洗い流す、病気にかかった部位は切除、という基本的な対応を忘れてはいけませんが、無対策だとかなりの頻度で繰り返すことになります。このスプレーでその間隔を長めにとることができます。
次の写真はうどんこ病の例。散布後に新しく生えた葉はきれいなまま。何もしなければこの葉も病気にかかっていたはずです。散布前に罹患していた葉はそのままですが、切り捨ててしまえばひと段落でしょう。
なお、「ベニカXネクストスプレー」という成分が異なる商品もあります。私が求める効果としては前述のファインの方と似ているので、同じ薬剤の長期使用にならないよう、ボトルが空いたらできるだけ次はもう片方を買って交互に使うようにしています。
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【オルトランDX粒剤】
1973年から長くにわたって販売されている、植物に吸収され効果が持続する殺虫剤です。
私が使用している「オルトランDX粒剤」は、白い細長い粒々。株元散布や、植え替え時に底の方に置いたり、土に混ぜ込んだりします。これを使い始めたらアブラムシを見かけなくなりました。
ちなみにこのオルトラン、いくつか種類があります。土に撒く粒剤か、水で薄める水和剤・液剤か。殺虫成分がアセフェート単体か、他の成分もブレンドされているか、というバリエーションです。
それぞれ商品名に「オルトラン」という共通部分がありますが、使える植物の範囲が微妙に異なるので、説明をよく読んで購入するようにしましょう。
「オルトランDX粒剤」は水色基調のパッケージで、200gボトルとお徳用1kg袋入りがあります。価格差がそれほどないので、植え替えの頻度や持っている植物の量によっては袋入りがおすすめです。
【ナメ退治ベイト】
ナメクジはこれを食ったら死ぬ…!夕方くらいに地面に撒いておくと、翌朝には朽ち果てた姿を見ることができるはず。どういう作用かはわかりませんが、世の中にはエサで退治するゴキブリ駆除剤もあるので、その対ナメクジ版とでも考えておきましょう。
私は普段ナメクジを見つけたらその場で直接駆除してしまいますので、この殺虫剤の出番はありません。しかし這った跡だけ残っていて見つけられない時や、とても大事な花・つぼみ・新芽等をやられ「悪党どもめ、成敗してくれるわ」という気持ちになると…結果↓
ここまでの短い解説でほぼネタバレ状態ですが、このナメクジ殺虫剤を使った害虫退治イラストストーリー第4話を書いちゃいましたので、そちらもご覧いただけると嬉しいです。
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