用土・肥料

用土・肥料

【こんな人向けのページです】

    ・用土や肥料の特性は概ね知っている
    ・自分なりに使っているが、
     他の人の使い方も参考にしたい

    【目次】

    1. 我が家のスタンダード
    2. 用土を探す
    3. 肥料を探す

    我が家のスタンダード

    手持ちの植物が増えてくると、個別に土をブレンドするよりは、〇〇たちにはこの組合せ~のように一定のスタイルができてきませんか?

    既にある程度の資材ストックもあるでしょうから、あまり気軽に入れ替えはできないかもしれません。このページの内容が、次に使う資材の参考になれば幸いです。

    我が家では植物を以下のグループに分け、その中で使う用土や肥料をほぼ共通にしています。

    【多肉植物】

    オベサ系」、「ヘキルリランポー」など、肉厚な葉を持つグループ向けの組合せです。

    化粧土ゼオライト
    用土
    (ハオルチア以外)
    園芸店の培養土
    用土
    (ハオルチア)
    ベラボン
    追肥(固形)施さない
    追肥(液体)ハイグレード
    元肥マグァンプ
    殺虫剤オルトランDX粒剤
    鉢底石鹿沼土

    購入した多肉植物はおよそこの内容で植え替えています。ハオルチアは、とある園芸書籍を購入してから順次「ベラボン」に移行しています。それまでは他の多肉植物と同じでした。

    元肥と殺虫剤は底から1/3くらいのところに少量を置き、その上から用土を若干重ねて直接根に当たらないようにします。

    液肥は春~秋の成長シーズンに月1回程度とし、冬は施しません。

    【観葉植物】

    テーブルヤシ」、「エバーフレッシュ」など、薄い葉を持つ植物たち向けの組合せ。排水性は必要なものの、多肉植物の土ほど早く乾燥しても困るグループです。

    化粧土バークチップ
    用土ピンピン育つ観葉植物の土
    追肥(固形)グリーンそだちEX
    追肥(液体)ハイグレード
    元肥マグァンプ
    殺虫剤オルトランDX粒剤
    鉢底石きれいな鉢底石

    元肥と殺虫剤は土に混ぜ込むようにして使用。

    液肥および追肥(固形)は春~秋の成長シーズンに月1回程度とし、冬は施しません。

    用土を探す

    【ゼオライト・軽石】

    ゼオライト・軽石

    写真は池袋西武デパートの屋上にある鶴仙園さんで販売されているもの。両方とも後述の培養土と一緒に購入しています。

    ゼオライトは水質浄化などの効能がありますが、見た目が販売品のようになるというのが一番の効能ですかね。黒い鉢に植えてこれで表面覆うだけですごいカッコイイ。

    軽石は通常、通気性・排水性改善や鉢底石として用いますが、私は化粧土の一種として使うことがあります。岩場や荒れ地に生えているような印象が伴うので、精悍な見た目を持つ植物に使うと、一層力強さが増します。

    【バークチップ】

    乾燥防止を主な目的に表面を覆います。薄い葉の観葉植物のほか、ブルーベリー、クチナシ、ラン類など…多肉植物以外はこれを使っています。特にベランダは夏の乾燥が厳しく必須アイテムです。エアプランツの植え込み材料にもなりますよ。

    M粒は2~3cm角程度で、形状は一定ではありません。オフィスの大鉢観葉植物に使われているようなデカいバークチップを見慣れていると、小さすぎると感じるかも。

    なお乾燥対策のほか、雑草も生えなくなります。下の写真のバークチップはかなり色褪せていますね。敷き詰めてから3年後の状態です。表面は本当にずっとこのままで、この鉢で草を抜いた記憶がなく、苔さえも見ないですね。草むしり大嫌いな私は大助かりです。

    使用後3年のバークの様子 23年1月下旬
    使用後3年のバークの様子 23年1月下旬

    【園芸店の培養土】

    鶴仙園さんの培養土

    小粒の赤玉土・鹿沼土ベースで比較的ゴロゴロしたタイプ。私のお気に入りの植物専門店『鶴仙園』さんで販売されている培養土です。1~2袋は常備しております。

    店主さんが著した下記の本には、その配合内容と思われるページがあります。お店では配合物の各資材もバラ売りされていますが、ブレンド済みの土を買うのが手っ取り早いですね。

    本自体は、『〇〇の仲間』という括りで品種と育て方カレンダーを載せていくオーソドックスなスタイルで、品種の写真が比較的多め。管理方法を忘れた時に役立つ一冊です。

    【ベラボン】

    袋から取り出したベラボン

    ヤシの実をチップ状にした植え込み材料。下の本を読んでから、ハオルチアはこれに切り替えることにしました。快調な育ちっぷりです。詳しくは「ベラボン」ページを参照ください。

    本そのものは、めくってもめくってもハオルチアしかいません!ハオルチア大好きさんの心をなかなかに満たしてくれます。

    オブト系、レツサ系などいくつかの系統に分けて概要紹介の後、小系統で何品種かを紹介する構成。ニヤリとする品種名も見つかるでしょう。植え替え、育て方、増やし方などももちろん完備です。

    【ピンピン育つ観葉植物の土】

    おそらく園芸店、ホームセンターで見かけるポピュラーな商品のはず。普及品だから性能は可もなく不可もなく…なんてことはなく、健やかに育つからこそ多くのお店にも置いてあるんだと思います。

    この土を使っている我が家の「テーブルヤシ」や「エバーフレッシュ」も、元気がよくて仕方がありません。

    【赤玉土】

    もし粒が簡単に壊れて困るという方は、「硬質」赤玉土というのがあるので試してみるといいでしょう。確かに粒の残りがよいように感じられます。

    種まきや化粧土として単体で、あるいは幼苗の植付に市販培養土と半々程度混合、といった使い方をしています。ただ硬質のものは若干お値段がするので、大鉢の用土をイチからブレンドするなど大量に使う場合、通常の赤玉土で妥協することはよくあります。

      【鹿沼土】

      鹿沼土って、無頓着に買うと粒の大きさがバラバラで、脆くてかなり粉状になっていませんか?買った量に対して、使える量がそんなにないというか…。

      私はその残りがまだあるので試してはおりませんが、上の商品のように、硬質タイプで、粒を揃えたものもあるようです。次は私も買ってみようと考えています。

      鹿沼土は基本用土のほか、水分を含む/乾燥しているで色がはっきり変わる性質を利用して、鉢底石にも使えます。底から見える鹿沼石が白っぽくなっていたら、鉢の中も乾いてきている=水やりのタイミング!というわけです。

      【きれいな鉢底石】

      何と言っても軽い!これがポイントです。たっぷり土が入る大鉢であるほど持ち運びが大変になりますから、これは見逃せない利点です。粒が大きい点からも、4~5号サイズ以上の鉢向けだと思います。

      植物を植えてしまったら鉢底石は見えなくなるものなので、石の白さは関係ないかもしれませんが、持ち上げて鉢穴を覗いたときに清潔感があります。なお、以前は木炭入りタイプもありましたが、近ごろあまり見かけませんね。

      【pH測定器】

      生育に適した土づくりのため、ひとつは持っておきたいもの。私は「シロバナタンポポ」の研究のために手にしました。電極が2本、1本のものなどがありますが、いずれも電池不要・土に挿すだけというお手軽仕様が多いようです。

      この製品はペンより少し長い程度。電極は太い1本で折れ破損の心配がなく、安心して挿せます。土に挿して1分程度待つと、針が落ち着きます。

      土壌pH測定の様子
      土壌pH測定の様子

      肥料を探す

      【マグァンプ】

      改めて言うまでもない、ポピュラーな元肥ですね。

      紹介したいのは、お試しサイズがあること。我が家は肥料が少しでよい多肉植物が中心で、鉢も小さいものばかりです。花壇などに使う前提の大袋までは不要で、これで十分でした。

      最近、最寄りのお店では見かけなくなってしまい、やむなく大袋を買ったところ…全っ然減らない!いつ使い切れるんだろうかという状況です。

      【グリーンそだちEX】

      いわゆる白い粒!みなさまもご存知ですよね。室内置きの植物に使っても全く匂いがしませんので快適です。もちろん植物の方もいい感じに育ってくれます。効き目は1ヶ月らしいので、形が残っていても古いのは捨てて、新しいのを与えます。

      500gって結構あるんですよ。なので我が家の固形追肥は(ブルーベリーなど特殊な植物を除いて)これ一本です。

      【ハイグレード】

      園芸店やホームセンターにだいたい置いてあるハイポネックスです。いつも入手できるって大事です。

      何種類かラインナップがあるのですが、私が持っているのはこの原液と観葉植物で、草花と花期の観葉植物には前者を、通常時の観葉植物には後者を使用しています。

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